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施工事例
Before
【施工現場】
蒲郡市 アパートS様
【施工箇所】
外壁・屋根塗装
シーリング工事
サイディング工事
【工期】
3週間
【塗料グレード】
外壁:2液弱溶剤シリコン
屋根:2液弱溶剤シリコン
After
足場仮設
足場設置前
足場設置後
足場工事は「塗装の品質を保つため」「職人の安全を確保するため」「近隣宅へ洗浄時の水や塗料の飛散を防止するため」
といった大事な役割があります。
サイディング下地処理
外壁サイディンボードに開いた穴
パテ処理
住宅市場において窯業系サイディングボードという外壁材は今ではおよそ70%のシェアを占めています。
サイディングボードはセメントが主成分で耐火性もありますが、水を吸いこむことを苦手としております。
年数の経過とともに表面の塗装による防水機能が薄れると、サイディングは水を吸いこむようになります。
水を吸い込むようになると昼間は暖められ膨張し、夜は冷やされて縮みます。
その収縮効果によってサイディングはさらに脆くなっていき、「反り」や「割れ」を引き起こします。
劣化を防ぐには塗装で守っていかなればならないのです。
シーリング工事
施工前
カッターで切り込みを入れます。
引っ張って取ります。
取り除きます。
プライマーを塗ります。
シーリングを充填します。
ヘラで押さえ込みます。
テープを剥がして完成です。
シーリングには「水の侵入を防ぐ」「地震などの揺れを吸収する」といった、建物を守るためにとても重要な役割を果たしています。
高圧洗浄
外壁洗浄
屋根洗浄
通路床の洗浄
外壁・屋根・通路の床といった建物全体を高圧洗浄します。
汚れを落とすだけでなく、脆弱な塗膜を剥ぎ落とします。
塗料との密着性を高めるための重要な項目です。
外壁塗装
施工前
下塗り(白)を塗ります。
上塗り1回目を塗ります。
上塗り2回目を塗ります。
完成です。
下地と上塗りの密着性を高める下塗りは最も重要な工程の1つです。
薄めずにたっぷりローラーで塗装します。
仕様書通りに塗布量・工程間隔をきちんと守り塗装します。
下地の状況によっては下塗りの塗装回数を増やす場合もあります。
付帯部 軒天塗装
ケレン(下地調整)します。
上塗り1回目を塗ります。
上塗り2回目を塗ります。
完成です。
軒天に最も必要とされる機能は「透湿性」です。
水の行き来が激しい箇所ですので透湿性の優れた材料で塗装する必要があります。
また、湿気を溜めやすい箇所になるので防カビ機能を併せ持った材料がベストです。
ケレンとは素材と塗料の密着をよくするため、『下地の目を荒らす作業』です。
素地の状況が著しく悪い場合は下塗りの塗装をする場合があります。
付帯部 破風・鼻隠し塗装
施工前
ケレン(下地調整)します。
上塗り1回目を塗ります。
上塗り2回目を塗ります。
完成です。
破風・鼻隠しは雨風・紫外線にさらされるため、最も劣化が早い箇所です。
材質もいろいろありますが、今回のように木部の場合、造膜タイプの塗料を塗ると必ず数年で剥がれてきます。
木は水を吸い込むと膨張を繰り返し、その動きに塗膜が追い付いていけないからです。
木部の場合はいかなる場合でも、剥がれてくることのない浸透タイプの塗料(キシラデコールなど)がベストです。
塗装以外にはガルバリウム鋼板などで包む方法もあります
塗装よりは予算が上がりますが選択肢として覚えておいてもいいと思います。
付帯部 雨樋塗装
ケレン(下地調整)します。
上塗り1回目を塗ります。
上塗り2回目を塗ります。
完成です。
雨樋は樹脂でできてるものが多く、劣化が進むと割れたり歪みが生じてきます。
そうなる前に塗装をして長く持たせるようにしましょう。
樋の内部は塗装できないため、20年以上経過している場合は交換をお勧めします。
付帯部 幕板塗装
施工前(グレー部分)
下塗り(白)を塗ります。
上塗り1回目を塗ります。
上塗り2回目を塗ります。
完成です。
幕板とは境界的な役割を持たせる板の総称です。
住宅の外壁の1階と2階の間によく取り付けられています。
材質も様々ですので、素材に合った塗料で塗装しなくてはなりません。
付帯部 鉄製柱塗装
施工前
ケレン(下地調整)します。
錆止塗料(白)を塗装します。
ケレン(下地調整)します。
上塗り1回目を塗ります。
上塗り2回目を塗ります。
完成です。
今回のポイント
通常錆止め塗装のあとにケレンは行いませんが、今回は錆止め後にさらにケレンしました。
一見何もないように見えますが、よく見ると尖がった小さなぶつぶつや、塗膜の凸凹があり、手でよく触れる部分なので、万が一小さいお子様やお年寄りの方が怪我をしないように万全を期しました。
屋根塗装 素材:カラーベスト
洗浄前
色の退色・表面層の剥がれ・コケや汚れの発生が見られます。
洗浄後
脆弱な塗膜・コケや汚れを除去しました。
白くなっている部分はカラーベストの素地です。
棟板金 補修工事
施工前
(釘が出ています)
釘を打ち込み直します。
ネジの部分と板金と板金の継ぎ目をシーリング材で防水します。
次に塗装する錆止との密着を高めるための専用下塗材を塗装します。
錆止塗料(白)を塗装します。
完成です。
カラーベスト 補修防水工事
カラーベストのクラック(ひび割れ)部分や、横と横の継ぎ目をシーリングで防水します。
クラック補修
下塗り(クリヤー)を塗ります。
2液弱溶剤の浸透型のシーラー(下塗材)をローラーで塗装します。
素材のカラーベストがシーラーによって濡れた色になるのがわかります。
上塗り(ブラック)を塗ります。
上塗り1回目を塗ります。
上塗り2回目を塗ります。
完成です。白く見えるのは光の反射です。
テカテカになってキレイな仕上がりです!
今回のポイント
塗装完了後に「縁切り」を行いました。
今回のようにカラーベスト製の屋根材において、縁切りは大事な作業です。
塗料が乾いた後、屋根材と屋根材の重なった部分を工具を使って隙間を作ります。
水の通り道を確保する大事な工程です。
縁切りを行わないと水が外に出れなくなり素材を腐食させていきます。
この重なり部分が塗装によって埋まってしまったので、隙間を開けて水の通り道を作ります。
専用の工具で塗膜を切って隙間を作ります。
すると中に溜まっていた水が出てきます。
これで水の通り道は確保できました!
担当者からのコメント
前回の塗装から10年経過して、所々に痛みが出てきたので塗装することになりました。
通常アパートの塗装では住民の方々が施工中に快適にお過ごしただけるようにと臭いが少ない水性系が使われることが多いですが、今回は水性よりもちのよい2液型弱溶剤を使用しました。
現在の弱溶剤は以前に比べて臭いはマイルドになったので、個人的には質の良い2液弱溶剤がオススメです。
今回も塗装に一番重要な下地調整をしっかりと行い、丁寧に仕上げました。
下地調整をしっかり行うことによって、上塗の塗料の性能をしっかり発揮させることができるのです。
お化粧と同じですね。
屋根の棟板金の補修やカラーベストの補修工事をしっかりと行った上で塗装したので、雨漏りの心配もないと思います。
塗装の前工事も大事な項目です。
塗装は塗ってキレイにするのは当たり前のことです。
いかに塗装する前の工程をしっかり行うかがとても大事なことなんです。
アパートS様、お世話になりました!
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