top of page
施工事例
Before
【施工現場】
岡崎市 M様
【施工箇所】
外壁塗装
【工期】
2週間
【塗料グレード】
外壁:2液弱溶剤シリコン
After
足場仮設
足場設置前
足場設置後
足場工事は「塗装の品質を保つため」「職人の安全を確保するため」「近隣宅へ洗浄時の水や塗料の飛散を防止するため」
といった大事な役割があります。
外壁下地処理
外壁材のクラック(ひび割れ)部分や外壁と付帯部の隙間をシーリングで防水します。
水の侵入は外壁材を腐食させる一番の原因なので、防水は大事な下地処理の一つです。
住宅市場において窯業系サイディングボードという外壁材は今ではおよそ70%のシェアを占めています。
サイディングボードはセメントが主成分で耐火性もありますが、水を吸いこむことを苦手としております。
年数の経過とともに表面の塗装による防水機能が薄れると、サイディングは水を吸いこむようになります。
水を吸い込むようになると昼間は暖められ膨張し、夜は冷やされて縮みます。
その収縮効果によってサイディングはさらに脆くなっていき、「反り」や「割れ」を引き起こします。
劣化を防ぐには塗装で守っていかなればならないのです。
高圧洗浄
コケ・カビを取り除きます。
洗浄前
コケ・カビを取り除きます。
洗浄後
建物全体を高圧洗浄します。
汚れを落とすだけでなく、脆弱な塗膜を剥ぎ落とします。
塗料との密着性を高めるための重要な項目です。
外壁塗装
施工前
下塗り(白)を塗ります。
上塗り1回目を塗ります。
上塗り2回目を塗ります。
完成です。
下地と上塗りの密着性を高める下塗りは最も重要な工程の1つです。
薄めずにたっぷりローラーで塗装します。
仕様書通りに塗布量・工程間隔をきちんと守り塗装します。
下地の状況によっては下塗りの塗装回数を増やす場合もあります。
付帯部 軒天塗装
ケレン(下地調整)します。
上塗り1回目を塗ります。
上塗り2回目を塗って完成です。
軒天に最も必要とされる機能は「透湿性」です。
水の行き来が激しい箇所ですので透湿性の優れた材料で塗装する必要があります。
また、湿気を溜めやすい箇所になるので防カビ機能を併せ持った材料がベストです。
ケレンとは素材と塗料の密着をよくするため、『下地の目を荒らす作業』です。
素地の状況が著しく悪い場合は下塗りの塗装をする場合があります。
付帯部 破風・鼻隠し塗装
施工前
ケレン(下地調整)します。
下塗り1回目を塗ります。
上塗り1回目を塗ります。
上塗り2回目を塗ります。
完成です。
破風・鼻隠しは雨風・紫外線にさらされるため、最も劣化が早い箇所です。
防腐・防虫の浸透性のタイプの塗料を使うか、造膜タイプの塗料を使って素材を保護する必要があります。
塗装以外にはガルバリウム鋼板などで包む方法もあります
塗装よりは予算が上がりますが選択肢として覚えておいてもいいと思います。
木部 キシラデコール(防腐・防虫剤)塗装
施工前です。
上塗り1回目を塗ります。
ケレン(下地調整)します。
上塗り2回目を塗ります。
完成です。
木部の場合、造膜タイプの塗料を塗ると必ず数年で剥がれてきます。
木は水を吸い込むと膨張を繰り返し、その動きに塗膜が追い付いていけないからです。
今回は防腐・防虫効果のある浸透タイプの塗料(キシラデコールなど)で塗装しました。
付帯部 雨樋塗装
ケレン(下地調整)します。
上塗り1回目を塗ります。
上塗り2回目を塗って完成です。
雨樋は樹脂でできてるものが多く、劣化が進むと割れたり歪みが生じてきます。
そうなる前に塗装をして長く持たせるようにしましょう。
樋の内部は塗装できないため、20年以上経過している場合は交換をお勧めします。
今回のポイント
雨樋の囲っている金属部分を「でんでん」と呼びます。でんでんとは、雨樋を外壁に固定する金属部材です。金属部分なのでもちろん下地調整(ケレン)を行い、錆止め塗装を行います。
付帯部 鉄製柱塗装
施工前
ケレン(下地調整)します。
錆止塗料(赤サビ)を塗装します。
上塗り1回目を塗ります。
上塗り2回目を塗ります。
完成です。
鉄部が塗膜で保護されていないと、錆が発生して素材が腐食していきます。塗膜の艶が無くなり、チョーキング現象が見られる場合は塗膜劣化の代表的なサインです。素材の保護するために塗装する必要があります。
防水 ウレタン防水塗装
施工前
下塗り(シーラー)を塗装します。
下塗り(シーラー)塗装完了です。
中塗り1回目を塗ります。
中塗り2回目を塗ります。
上塗を塗装して完成です。
防水工事には塗膜防水、シート防水、FRP防水、アスファルト防水などがありますが、その選定は下地の状態によって決まります。現状どの防水工事が行われているか、どこの部分が脆弱かなど現場を見て最も適切な仕様を判断します。今回は下地がコンクリートなのでウレタン防水の密着工法で施工しました。
付帯部 雨戸塗装
施工前
ケレン(下地調整)します。
上塗り1回目を塗ります。
上塗り2回目を塗って完成です。
雨戸の裏までキレイにしました。
今回のポイント
雨戸をローラーで施工する場合、通常の外壁塗装で使用するローラー(塗料の含みが良く吐き出しの良いローラー)で塗装するとキレイに仕上がりません。毛の長さが短いタイプで飛散が少ないマイクロファイバー系のローラーで施工することでキレイに仕上がります。ローラーも施工場所によって使い分ける必要があるということです。
担当者からのコメント
立地が自然豊かな所でしたので、コケ・カビが生えている箇所が多く見られました。
塗膜に撥水性が無くなる(塗膜が劣化してくる)と、表面に水分が付着するようになりコケ・カビが生えてくるのです。
つまり塗料グレードを上げて塗装することによって、カビやコケを長期間防ぐことができるのです。
地域によって塗料を選定することが大事ですね。
今回も塗装に一番重要な下地調整をしっかりと行い、2液弱溶剤シリコンで丁寧に仕上げました。
下地調整をしっかり行うことによって、上塗の塗料の性能をしっかり発揮させることができるのです。
お化粧と同じですね。
塗装は塗ってキレイにするのは当たり前のことです。
いかに塗装する前の工程をしっかり行うかがとても大事なことなんです。
M様ありがとうございました!
bottom of page